※SandDanceの使い方については前回記事をご参照ください。
→http://www.mathkuro.com/vs-code/sand-dance/
1.Grid(グリッドチャート)
1レコードに相当するマスが左上から順番に並んだグラフです。
1レコードが1マスに相当するので、レコード数の多寡を見ることができます。
また、マスは指定したフィールドで並べ替えることができるため、相対的な大小の傾向を見るのに向いています。
ただ、グラフのマスの意味や並び順の意味を説明しないと相手に伝わらないことが多いので注意が必要です。
2.Bar(横棒グラフ)
Y軸方向にカテゴリー(ラベル)が並んで、X軸方向に値の棒が伸びるグラフです。
大小を俯瞰的に見るのに向いています。
いわゆる一般的な棒グラフなので万人に伝わりやすいです。
SandDanceの場合は、X軸方向の値にCount(レコード数)またはSum(累計)を使用することができます。
また、その時の内訳をTreemapやStripsで表すことができます(“Total by”で指定)。
3.Scatter(散布図)
散布図グラフです。
線形性とか分布とかをみたい時の鉄板です。
(近似線引いたりができないので散布図はexcelの方がいいかも)
X軸・Y軸・Z軸・マスのサイズ・色にそれぞれ別のフィールドを設定できるので、最大5変数間の傾向を見ることができます。
(私の脳では2変数が限界なんですけどね。頭いい人のパワポに多い情報詰め込みグラフ・表はやめて欲しいですね。)
4.Treemap(ツリーマップ)
見た目インパクトNo.1のツリーマップさんです。
※ますくろ調べ
値の大小によるサイズのマスが、1レコード1マスで並んだグラフになります。
左上から右下に向けて降順でマスが並んでいきます。
1.Grid(グリッドチャート)に近いですが、相対的な大小のグループ化が細かい場合は、ツリーマップの方がパッと見で分かりやすい気がします。
グリッドチャート同様にちゃんと説明しないと意味が伝わらないことが多いです。
インパクト要員として雇うのが良いのかもしれません。
5.Density
3.Scatter(散布図)を区間(階級)毎に表したグラフです。
区間毎の傾向を表すのに適しています。
“max bins”で区間を幾つに分けるかを設定できます。
その他の設定はBarと概ね同じです。
6.Strips(帯グラフ)
帯グラフです。
一つのフィールドを表すのに適しています。
これもZ軸を追加したりと色々設定はできるのですが、帯グラフはこれくらいのシンプルさがいいと思います。
7.Column(縦棒グラフ)
2.Bar(横棒グラフ)の縦バージョンです。
縦か横かは基本的には好みの問題だと思います。
下図は2.Bar(横棒グラフ)と同じ条件で縦棒グラフを表したものです。
このようにラベル数が多い時なんかは、軸の文字が被ってしまうので横棒の方がいいかもしれません。
8.Stacks(積み上げグラフ)
これは唯一デフォルトが3D表示のグラフです。
(excelで作る時の積み上げグラフとは、少し趣向が違うかもしれません)
1レコードが1マスとしてZ軸方向に積まれていきます。
情報量が多くて分かりにくいので、どうしても3軸で表したい場合以外は、普通に2軸の棒グラフを使用した方が良いです。
ツリーマップのようにインパクト重視の使い方はありです。
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