今話題の人種差別問題を調べていたところ、え???ってなる英語記事(個人の感覚)を見かけたので紹介します。
(日本語訳はお察しです…)
Daily Mail Online(イギリスの新聞社)の元記事
https://www.dailymail.co.uk/news/article-8404307/Professor-suspended-refusing-request-lenient-marking-black-students-assessments.html
記事タイトル
UCLA college professor is suspended after refusing request for lenient marking of black students’ final assessments due to the trauma they have suffered from George Floyd’s death and civil unrest
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校=超名門)の大学教授が、黒人生徒への採点を甘くするようにとの要請を断ったため停職処分に。この要請は、ジョージフロイド氏の事件やその後の抗議活動が黒人生徒のトラウマになっている、という理由で出されていました。
もう、タイトルから謎ですよね。
日本語記事だったら虚構新聞だと思っちゃいますね。
学生からの要請
Non-black students emailed asking for leniency in marking black peers’ work
非黒人生徒が同級生の黒人生徒のために採点を甘くするように要請。
学生側の立場で考えてみると、このメール自体は、まあ分からなくもないです。
どうせ無理だろうなぐらいの気持ちでメール出すことは、百歩譲ってアリだとしましょう。
クライン教授の返信
‘Do you know the names of the classmates that are black? How can I identify them since we’ve been having online classes only? ‘
クライン教授は「オンライン授業では人種を把握することができない」「(MLKを引用して)肌の色で評価をするべきではない」という理由で採点基準の変更を拒否。
‘One last thing strikes me: Remember that MLK famously said that people should not be evaluated based on the “color of their skin,”‘
まあそうなりますよね、と言う感じの返信。
若干攻撃的と言うか皮肉的な感はあるかもしれませんが、論理的には間違ったことは述べていないと思います。
大学が下した判断
Gordon Klein, professor of accounting, has been suspended for three weeks
ゴードン・クライン会計学教授が3週間の停職処分に。
いや、そうはならんやろ。
100万歩譲って返信の内容が攻撃的と判断できたとしても、停職3週間はどう考えてもおかしいですよね。
流石、訴えた者勝ち…
その後
A petition to have Klein fired has gathered almost 20,000 requests. Klein has been suspended
クライン教授を辞めさせるための署名は2万近く集まっています。
まじか。
ULCAは学部生と院生と教員数合わせると5万人近くいるので半数弱は賛成なのか。
とか思ってしまいますが、絶対これほとんどは大学関係ない勢の署名でしょ。
だって名前とメールアドレスでオンライン署名ですよ?
こういうのは声を上げたいだけの人が多い印象あるんですよね。
逆にULCAみたいな高等教育機関でもこれが普通だっていうならよっぽど根深いんだなぁと思ってしまいます。
(向こうから見たらこっちがオカシイんでしょうが)
終わりに
私はこういう海外の正義感?自尊心?はどうしても慣れないですね。
そういう感覚がない人間からするとただ他人を叩きたいだけに見えちゃいます。
日本でもこう言う価値観が広まってる気がしていて戦々恐々としている今日この頃。
主語の大きさを自重できる人でありたいですね。
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