セルの選択
OfficeスクリプトでExcelのセルを選択する場合は、シートの選択→セルの選択の順で選択していきます。
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
// シートの選択(例:現在アクティブなシートを選択)
let selectedSheet = workbook.getActiveWorksheet();
// セルの選択(例:B2セルを選択)
let selectedCell = selectedSheet.getRange("B2");
}
上記で使用している.getRange()
はその名の通り、範囲を指定できる関数なので、複数セルを指定することも可能です。
複数セル指定時の操作についてはまた別の機会にまとめていきたいと思います。
セルの値を取得/セルに値を設定
セルの値を取得したい場合は、上記の方法でセルを選択し、.getValue()
を使います。
セルに値を設定したい場合は、上記の方法でセルを選択し、.setValue()
を使います。
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
// シートの選択(例:現在アクティブなシートを選択)
let selectedSheet = workbook.getActiveWorksheet();
// セルの選択(例:B2セルを選択)
let selectedCell = selectedSheet.getRange("B2");
// セルの値の取得(例:selectedCell(↑で取得したB2セル)の値を取得)
let value = selectedCell.getValue();
// セルに値を設定(例:selectedCell(B2セル)に「テスト」という値を設定)
selectedCell.setValue("テスト");
}
セルの選択はわざわざ分けて変数にしなくてもいいので、使い回さない場合は、
以下のようにそれぞれ一行で書いても問題ありません。
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
// シートの選択(例:現在アクティブなシートを選択)
let selectedSheet = workbook.getActiveWorksheet();
// B2セルの値を取得
let value = selectedSheet.getRange("B2").getValue();
// B3セルにvalue(B2セルの値)を設定
selectedSheet.getRange("B3").setValue(value);
}
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