UE5でゲーム作成を始めてみようと思い、まずはライセンスについて調べてみました。
で、ライセンスで一番気になるのって、
「どこまで無料で使えるのか?」
というところだと思います。
UE5の場合、基本的には
UE5で作った製品の収入が100万ドルを超えない限りは無償で利用可能
となっているみたいです。
詳しい内容は全てUEライセンス(EULA)に記載されています。
※日本語ページの方は若干日本語が怪しいので原文を並べながら見た方が良いかもです。
サムネイル画像にもなっていますが、↑のライセンスをざっくりまとめると以下の感じです。
とにもかくにも個人開発レベルで行う限りは有償契約が必要になるケースは稀だと思います。
(1,000円のゲームだと15万DLくらいされないと該当しない…?)
「じゃあ個人開発だとライセンスは気にしなくてよさそう!」
で終わりたかったのですが、ライセンスの中に気を付けた方が良さそうな文章があったので最後に触れておきます。
5. Other Restrictions on Your Use of the Licensed Technology
https://www.unrealengine.com/en-US/eula/unreal
a. Non-Compatible Licenses
You may not, and may not permit others to, combine, Distribute, or otherwise use the Licensed Technology with any code or other content which is covered by a license that would directly or indirectly require that all or part of the Licensed Technology be governed under any terms other than those of this Agreement (those licenses, the “Non-Compatible Licenses”). This means, for example, that you may not combine the Licensed Technology with code or content that is licensed under any of the following licenses: GNU General Public License (GPL), Lesser GPL (LGPL) (unless you are merely dynamically linking a shared library), or Creative Commons Attribution-ShareAlike License.
これが何を言っているのかというと、GPLとかLGPLのライセンスを持つソフトウェアと併せるのはNG(動的リンクはOK)、ってことです。
これはUnreal Engineに限った話ではなく、「GitHubから便利なライブラリをダウンロードして組み込んだらライセンスがGPLで痛い目を見た」、なんていうのはよくある話ですね。
私はUnreal Engineというかゲーム業界に明るくないので、似たようなケースがあるのかは分かりませんが、少なくともサードパーティ製のライブラリなりソフトなりを取り込む場合はライセンスの部分にも注意しないといけなさそうです。
会社で開発とかをやっていると嫌でも気にしないといけない部分ですが、個人開発でも配布するなら気にしないといけないよなぁと思い少し憂鬱です…
なんて愚痴を書いたところで今回の記事は終わりにしたいと思います。
最後におさらいとして
「UE5を使って作った製品の収入が100万ドルを超えない限りは無償で利用可能」
だけ覚えておきましょう。
以上です。
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