CentOS 7に最新版のwireshark(3.0.5)をソースからインストールした際の手順をまとめました。
wiresharkのtarballとDVDのパッケージだけで完結しているのでオフライン環境でもインストール可能な方法になります。
1.インストール手順
1-A.cmakeのインストール
cmakeの最新版(3.12>=)をインストール済みの方はスキップしてwiresharkのインストールへお進みください→wiresharkのインストール
0.古いバージョンのcmakeをアンインストール
古い版のcmakeをインストール済みの方は先にアンインストールすることをお勧めします 。
1.最新版のcmakeをダウンロード
※wiresharkのインストールに新しめ(3.12>=)のcmakeが必要です。
https://cmake.org/download/
2.↑のtarballをサーバに配置
3.解凍# tar xvfz ./cmake-3.15.3.tar.gz
4.解凍したフォルダに入る # cd ./cmake-3.15.3
5.必要なパッケージのインストール# yum install -y gcc gcc-c++
6.bootstrapでmakefileを作成# ./bootstrap
7.make & make install# make
※結構時間がかかります。# make install
8.確認# cmake --version
cmake version 3.15.3と表示されれば完了です。
1-B.wiresharkのインストール
※ここからやっとwiresharkのインストールです
1.wiresharkのソースをダウンロード
https://www.wireshark.org/download.html
2.↑のtarballをサーバに配置
3.解凍# tar xJfv ./wireshark-3.0.5.tar.xz
4.ビルド用のディレクトリを作成し、入る# mkdir build
# cd build
5.必要なパッケージのインストール# yum install -y gcc gcc-c++ glib2-devel libgcrypt-devel flex-devel byacc libpcap-devel qt5-qtbase-devel qt5-linguist qt5-qtmultimedia-devel qt5-qtsvg-devel
※量が多く、時間もかかります。
6.cmakeの実行# cmake ../wireshark-3.0.5
7.make & install# make
※時間けっこうかかります。# make install
8.確認# tshark --version
TShark (Wireshark) 3.0.5と表示されれば完了です。
(ほかにも色々情報が出力されてて分かりづらいですが)
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