今回はVS CodeでC/C++をビルド(コンパイル)&デバッグする方法をまとめました。
Windowsでやる方法はググると結構見つかったのですが、Linuxでやる方法があまり見つからなかったので、もしよければ参考にしてください。
※CentOS7前提で進めますが、Ubuntuとかでもそんなには変わらないはずです…
1.同一ディレクトリにあるc/c++プログラムをビルドしたい場合
同一ディレクトリにあるc/c++プログラムをビルドしたい場合は簡単です。
ビルドしたいプログラムをエディタで開いた状態で、実行ボタンをクリックするだけです。
※g++がすでにインストールされている前提です。c/c++のコンパイル環境が整っていない方はまず→最小構成のCentOS7にC++開発環境を整える
※VS CodeにC/C++の拡張機能がインストールされている前提です。拡張機能をまだインストールしていない方は、先にインストールしておいてください。
2.他のライブラリを利用する場合
boost等、他のライブラリを使用する場合はVS Codeが用意してくれているデフォルトの設定ではビルドができないので、自分でビルドの設定を行います。
まずは、デバッグの画面から、構成の追加を選択し、新しビルド設定を作成します。
すると、下図のようなファイル”launch.json”が表示されます。
1で使用したg++デフォルトのビルド設定が書かれているはずなので、それを丸っとコピぺします。
“name”は被らない名称に変えて、それ以外も必要に応じて変更します。
※もし変えるとしても、吹き出しの箇所くらいかな…
次に、上の吹き出しに書いたビルド設定を書いていきます。
まず、コマンドパレットを開き(Ctrl+Shift+P)、”task”と検索し、”タスクの構成”をクリックします。
すると、次のような”tasks.json”が開きます。
“launch.json”の時と同じく、g++デフォルトの” g++ build active file “を丸っとコピぺ して、必要な個所を変更します。
あとは、▶で実行する際に自分で作成したビルド&デバッグ設定を使用すればOKです。
3.Makefileを実行させたい場合
既にMakefileがあるプロジェクト等で、Makefileでビルドしたい、という場合はtasks.jsonに次のように設定します。
makeした後、即デバッグしたい、という場合は、2で編集した”launch.json”の “preLaunchTask“の項目を↑のタスク名(“label”)に設定します。
4.今回試した設定ファイルとかのサンプル
最後に今回試した設定ファイルのサンプルとかをダラダラ並べておきます。
launch.json
tasks.json
MakefileとサンプルのC++ソース
以上です。
VS Codeのビルド&デバッグもそこそこ便利なので是非お試しください。
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